2013.03.08
目指すところ。
3月に入り暖かい日が増えてきました! 春がやってきます。
気候のお陰かなんだか変わり目な気分になったので、
いつも美容と関係ない事ばかり書いてたので、たまにはと。
LINEのこれからのお話をたまには真面目に書いてみようと思います。
かなり美容師目線な内容になるのですが、自分への備忘録的な意味も込めて。
美容室っていうのは毎日お客様にご来店頂いて。
髪の毛を担当させてもらい、
素敵な髪にさせてもらって
喜んでもらう。
しかも、喜んでもらうとこっちもうれしい。
そんな風になる事を目指して日々繰り返し行うサロンワークが大部分の仕事です。
上に簡単に書いたようなサロンワークの円滑さやクオリティを充実させる為には、
まあ結構色々とそんなに細かいところまで!!!
そんなに!ってぐらいあらゆる要素、要因があってそれらを美容室ごとにうまくアレンジして
特徴としてお店を表現していくんだと思います。
そんなサロンワークを高める為に必要な事の1つ『創作活動』についてがお題。
創作活動をする事で、美容師の場合は技術や感性をなんでしょうか、
ギリギリまで研ぎすまし美的感覚を養ったり。技術をアップさせたりしています。
一見普段のサロンワークのヘアスタイルに創作活動なんて、
関係ないように思われるかもしれませんが、
そこに何かしらのヒントや大事な事があったりするので、
ほんとにとっても大事な事なんです。
そこで突き詰めたビジュアルや感性を少しナチュラルに落とし込んで、
お客さんに提案するヘアスタイルに変化していったりと、
そうやってヘアデザインは良い方向に変化や進化していってる部分も大きいと思います。
どんな職業でもそれっていわゆる『工夫』するってことなので、
形は違えど絶対に必要で、進化するにはなくてはならない物かと思います。
とにかくまず言いたいのは大前提としては、創作活動(工夫)はとても大事な事なんです。
けど、ここからは、でも、、、って話になるのですが、
美容師がする創作活動って、まあ特に髪の毛を扱う以外は制限もないので、
ありとあらゆる事が可能性としてはあるはずなんですが、
世間一般の皆さんがおそらくイメージするのは、
『ヘアショー』とか『コンテスト』なんでは?と思います。
その表現の方法といいますか試み自体にず〜っと???
と思っている部分がありまして。
もちろん自分もそんな事をやってみたうえでの経験からのお話なんですが、
例えばヘアショーとかコンテストで出来上がった作品を見て感じる世間のイメージは
おそらく、、、
きっと、、、
いやほぼまちがいないく、、、
『なんかすごいね』
だと思います、しかも、悲しい事に、、、それだけ。以上。なんではないかと、、、
その心は、『よく分からんけども、ただただ過激な物を見せて頂きまして。
なんせ過激なのである意味凄いかと思ったから。』
って事だと僕は解釈しているのですけども、いかがでしょうか?
それって、当事者の美容師としては、あまりに切ないし、
世間との温度差が思いのほかありすぎるんでは?
僕はそんな状況を『わかる人にわかればいい』とか変に前向きに解釈している
場合ではないような気がしているんです。
なんか、
身内だけで『俺達スゲー』とかそんな感じに近いような気が、、、
気のせいならいいんですけどね、、、
なんていうか、もっと表現さえ上手に工夫したらもっとちゃんと見てもらえるのでは?
と思うんですね。なので、余計にくやしい。
美容室って、ご存知の通りこんなにも日本中に山盛りあるので、
そりゃ切磋琢磨で真剣にやっている人達は皆、誇りを強くもってやっているだろうし、
素敵な美容室、美容師さんも同じく山盛りいると思ってますし、
自分も負けると死ぬので、ヒシヒシとそんなのは感じています。
勝手な、僕目線ですが、いっぱい素敵なお店や美容師はいて、
その水準自もとっても高いと思うんです。
そして当然、僕も美容師の仕事を素敵な仕事だと思っています。
しかし、
創作活動の部分、本来はかっこ良かったり素敵に感じてもらえたり、美容師に憧れを感じたり、
魅力的であるべきな大事な大事な部分が、、、
『美容師的』にはとっても凄い事だとしても、
内向きなマニアックにこだわりすぎて、
ほとんど世間に影響や魅力を与える事ができなくなっているのでは?と。
それって、やっぱり美容師が好きでやっている自分としては、
嫌ですよね、当然。だってやるからにはちゃんと理解してもらいたいし、『もっと』人に喜んでもらいたいですし。
なんか美容業会の癖なのか、特徴なのか、内に内に行ってしまって、
美容師どうしで、突飛な髪型を並べて、あのカットのこれが凄いよね〜とか
そんなんが多過ぎるんじゃないかなと。それが面白かったらいいんでしょうけども、
美容師以外が聞いても、そんなに興味のない???みたいなことばっかりだとやっぱり、ね。
はっきりいって、
面白いか、面白くないでいうと
面白くない、、、んでしょう。きっと。
なんか、やっている事の凄さ、大変さが分かるから、
それが、世間にうまく理解されていない事に強い、もどかしさを感じる訳なんです。
おしいからもったいない。
だって、同じように創作活動している、
他のジャンルの人達は僕が思いつくだけでも、
料理人だったり、写真家だったり、画家にしても
きっともっと広く世間に『創作部分が』認知されていますから。
そう自分では思うので、思うんであれば、思っているだけでなく、
何か形にしたい、そう思っている近頃なんです。
素晴らしい技術やサービスも含め日本の美容師の水準は高いはず。
そんな美容師が世間に大きな影響を与える事が。きっと出来るはずと信じて
LINEみたいな小粒なお店でもなにかやれる事はあるはず、チャレンジしてみようかと。
こんなに偉そうに書いてきて恐縮ですし、じゃあどうすんねん!てなるでしょうから、
バシッと答えを提示したいところですが、
僕自身、正直、今現在は何にも答えは見つけれてないですし、
LINEというお店も何か成し遂げたお店な訳でもありません。
ただただ、どうにか思っている事を形にすべくゴールの見えない道なき道を進んでみているだけです。今は。
これからです。
でも、思っていただけの、動き出す前よりは、少しだけ見える世界が変わってきているかなと、、、
当初は動き出せばすぐに何かを起こせてセンセーショナルな出来事が
おこると思ってたんですけどね、、、実は、、、
そんなに世の中、甘くないようですが、ゴールが見えるまで、得意のしつこさでまだまだ攻め続けます!!!
そんな訳で、先月も休みを使いブータンに行って来たのも
半分は遊びですが、半分は創作活動にチャレンジする為。
適した写真ないけどもこんな感じ↓
LINEは今、そんなチャレンジをしている最中です。
このチャレンジが何か形になるときにはすぐに報告させて頂きます!!!早くそうしたいですし!!!
長くて、美容師さん以外の人には理解しにくい事だったと思いますが、
たまにはこうやって放出せねばと思ったのでお許しを。
別に美容業界を敵に回したいのでも批判したい訳でもありませんので。あしからず。
もし、これを見た同業者なり美容師さんなりがいて、共感して頂けるのなら、
いつか、何か一緒にワクワク出来る事が出来たら嬉しいですね!